真冬でもエアコンメンテナンス トゥインゴ2RSのACS
最低気温がマイナスになる日もある今日この頃ですが、車検でお預かり中のTWINGO 2 RSはお客様のリクエストでエアコンメンテナンスを行いました。
エアコンメンテナンス機器のBOSCH ACSを接続し作業開始です。
エアコンガスの回収から充填、オイルの補充までスイッチオンですべて自動で行ってくれる機器なのですが、現状のクーラーガスとオイルの回収状況を確認してから補充するオイルの量などを決めたいのでまずはガスの回収のみを行います。
回収が完了すると、回収されたガスとオイルの量が解ります。
トゥインゴ2RSのエアコンガスの規定量は510gなのですが回収されたガスの量は316gと194g足りていなかった事が解ります。
それと回収されたオイルの量は20㎖と若干多く回収された感がありましたので、オイルの量はそこまで少ないと判断させていただき充填するオイルの量は30㎖とすることにしました。
充填したいガスの量510gとオイルの量30㎖を設定し再度設定しスタートボタンを押すと待つこと30分程度の間に、真空引きから真空保持によるガス漏れの確認、エアコンガス・エアコンオイル・ガス漏れ確認用のUVダイの充填を自動で行ってくれます。
過去のエアコンマニホールドゲージを使った充填方法では200gのガス缶を入れ替えながら1本づつ充填していた為、缶の入れ替え時に無駄が発生したり、ガス量の微調整が難しかったのですがこういった機器を使えば規定量キッチリにガスの充填を行うことが可能です。
エアコンメンテナンスにはエアコンフィルターのチェックも欠かせません、点検したところかなり汚れた状態でしたので交換させていただきました。
今回はお客様からのリクエストによりエアコンメンテナンスを行いましたが、冬の時期のお車のお預かりですと外気温が低いため我々もなかなかエアコンの冷え具合の悪さに気づく事が出来ません。
過去のメンテナンス履歴などからご案内するよう努めてはいますが意識的に夏の暑い時期と比べると優先度が下がりがちなところもありますので、お車をお預けの際夏の暑い時期のエアコンの冷え具合を思い出していただき整備のリクエストを頂けると助かります。