OZ新製品プレゼンテーション、レッドポイントにて開催
去る4月6日(火)、レッドポイントにて、OZ JAPANによる2021年リリース予定の新製品プレゼンテーションがメディア関係3社も参加して開催されました。当日はOZ JAPANより、代表取締役・内山昌弘氏が、発売前の最新サンプル品を手にレッドポイントまでご来店されました。
まず目を引いたのは、名作「Superturismo(スーパーツーリズモ)」の最新作、AERO-HLT(アエロ-エイチエルティー)。ホイール業界初となる空力用外部樹脂パーツが装着された、非常に斬新なモデルです。走行時のホイールの回転に伴い、ホイール内側の空気を外側に排出する効果があるそうで、ブレーキシステムの冷却等の効果を狙った機能部品とのこと。このシステム、F1に詳しい方にはすでにお馴染みかも知れませんね。F1等モータースポーツ分野を席巻しているOZが、市販モデルでついにこのシステムを初採用ということで、おのずとテンションも上ります。
プレゼン当日は内山社長がSuperturismo AERO-HLTのサンプル品を持参。実際の現物をこの目で確かめることができました。ひと目見ただけで、装着されている樹脂パーツの精度の高さが分かります。スポークの裏側には空力パーツ固定用のリベットを受けるための加工が施されており、製造時にはこれまでのホイールにはなかった膨大な手間が必要になるそうです(そりゃそうですよね)。この新作ホイールにかけるOZの本気度が伝わってきます。
正式リリースは2021年6月~となる予定で、まずは5穴モデルを中心に順次ラインアップ拡大予定とのこと。内山社長もおっしゃっていましたが、空力用樹脂パーツ部の色を替える等のドレスアップも非常に映えること間違いなしのフォルムなので、機能性だけでなく、見た目のデザインを踏まえたラインアップ拡大にもおおいに期待したいところです。
そしてお次の発表は、sparcoブランドの2021年・新型ホイール「RECORD(レコード)」。OZよりも比較的安価で、しかも精度の高さと美しさを両立させたモデルとして、近年はsparcoホイールファンも増えていますよね。今年のsparco、5本ダブルスポークデザインの最新アレンジ版といった雰囲気で、ディティールも凝っています。ホイール中心からしゅっと伸びた細身のスポークはリム外周端にまで到達していて、リムとスポークの境目にはしっかり切り欠き加工を入れてあるなど、芸の細かさは「さすが」の一言。愛車の足元をスタイリッシュに決めるホイールとして、間違いのない選択肢のひとつとなることでしょう。
さらに今回のプレゼンでは3つめのモデル発表が。Superturismoシリーズの新バージョン、「AERO-e」です。今回はサンプル品なしの登場予告のみに留まりましたが、今後加速的に増加するであろうEVに着目したモデルです。ホイール表面の凹凸を減らすための専用樹脂パーツを装着し、主に空気抵抗削減を狙ったEVならではの製品となるのだそうです。プレスリリースにはポルシェ・タイカンに装着された写真が掲載されていましたが、ぜひ実物を確かめてみたいですね!
欧州車ファンを中心に圧倒的な人気を誇るOZホイールですが、昨年から続くコロナ禍にも関わらず、OZはこのように新しい製品を次々とリリースするなど、たいへんアグレッシブに活動しています。そしてレッドポイントでは、当社専用となるカタログ外モデルをOZと共同で企画・製品化する等、OZホイールの取り扱いには自信があります。今後のOZとレッドポイント、引き続きぜひご注目ください。
◆Superturismo AERO-HLT
1ピースフローフォーミング
HOLE:5穴
18インチ、19インチ、20インチ
カラー:スターグラファイト
◆sparco RECORD
1ピース鋳造
HOLE:5穴
17インチ、18インチ
カラー:マットグラファイト/グロスブラック
◆OZ JAPAN 製品情報
Superturismo AERO
sparco RECORD