今日のREDPOINT 2017/08/26

106のクーラント交換前の、フラッシング作業のひとこまです。
エンジンオイルにこだわる方は多いですが、クーラントにまでこだわる方は以外と少ないです。

確かにエンジンオイルのように交換直後に違いの分かる液体では無い為、こだわりにくいですよね。

でも、私達はその違いを日々目にしています。
最も分かりやすい瞬間が、当社で行うクーラント交換作業の時です。

クーラントそのものの質が悪かったり、古かったりすると、物凄く泡立つのです。
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この状態、沢山のクーラントがタンク内に回収できているのではなく、
バキューム吸引時の勢いで泡立っているのです。

クーラントの泡立ちは、エンジン内部でも同様の事が起きています。
その状況は、冷却効果の低減に繋がります。
また、泡立つ水がエンジン内部の通路を巡る事により、内壁や構造物を僅かづつですが
削っていくという怖い影響もでてきます。

当社で使用するクーラントは、泡立ち(キャビテーション)を抑え、冷却効果の高い
原液をベースに、この地域での使用に適した濃度にあらかじめ調整を行っています。
濃度調整に用いる水は、不純物を含まない純水を使用し、結晶化対策にもしっかりと
手を施したクーラントを用いています。

たかがクーラントと思いがちですが、しっかりこだわる事でその差はエンジンが分かってくれます。

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