出口角度の美しさ 逸品
車検整備でのお預りをさせて頂いていました、アルファジュリア 2000 は作業も終盤。
もう施工作業は終わり、仕上げの段階です。
ジュリアクーペの美しさ・格好良さ、これはバランス感覚の秀逸さにあると思っています。
ボディパーツの厚みや、それぞれの長さ、配分、当時としては相当にデザインに凝ったボディだったのでしょうね。
好きな車です。
で、車を眺めていて気になっていたのがマフラー出口がなんだかおかしい事。
ジュリアクーペのマフラーエンドは、オリジナルの形状が斜めに出てくるようにデザインされています。
この角度も逸品でして、唯一無二な斬新さを感じます。
折角のエンドが、少し右に寄っていたので角度調整を行いました。
冒頭画像は角度調整中なのでダランと垂れています。
クリアランス確保が出来ている隙に、テールエンドのメッキのメンテナンスを施行。
曇っていて、ツブツブの錆も目立っていました。
こういう箇所が、キラリ輝くと更に格好良い。
理想の角度に修正して、各部を締め付けてバランス見て完了。
そうそう。この感じ!
さすがイタリアン!
太すぎず、細すぎず、斜めすぎず、丁度良い。
排出箇所も、普通はもっと横の方から出すのがマフラーの常識、でもセンターよりの位置で少し左で、角度を更に左に振って。
当時の方、よくこのバランス感覚を閃きましたね。
Written by Hashimoto