208GTI 水漏れはラジエタからでした
仕上げにやっぱり「EDLC」
プジョー208GTIは、エンジンの冷却水漏れの為緊急入院。
真っ先に確認するのは、ラジエターのアッパーホースとラジエタの間です。
現状はパックリと裂けてはいないものの、ホースの接続部付近は多量のクーラントの染みがができていました。
テンロクターボのラジエタは、樹脂部が変質する事が多く樹脂本来の強度を損ない易い事がウィークポイントであります。
最悪の場合、走行中にラジエタ・アッパータンクのホース差し込み部が折損し、冷却水が多量に漏れ出てしまいます。
そうなれば航続走行は不可能となりますが、今回の水漏れはギリギリのところで間に合った様子です。
ラジエタの内側に位置するクーリングファンを取り外すと、全貌が見えて来ます。
青紫の染みは、漏れ出たクーラントによるもの。結構な漏れ具合です。
エンジンルーム側からラジエタを取り外し、組み替えを行ないます。
取り外したラジエタは予想通りに樹脂部の軟化が起きていました。
力を加えると、いとも簡単に「クシャ」っとなり、崩壊する前に交換できて良かったと一安心します。
ラジエタの組み換え~クーラントチャージ~テストランを行い、冷却系統が正常状な状態に戻った事を確認し、EDLC をセットします。
無機質で色気のない箱ですが、この中には車を元気にする要素が詰まっています。
職人の手作業でひとつひとつ丁寧に仕立てられる魅惑のボックス 「EDLC BOX GAIN DRIVE」208に取り付けます。
今回はバッテリターミナルへの取付では無く、バッテリ横のリレーボックスに接続します。
取付に際しては、常時電源のかかる場所であればOK
IGオン以降に12Vの供給されるラインでは、NGとなります。
ご自身での取付時は、その点にご注意ください。
208GTIは、筒内噴射用高圧ノズル・電子スロットル・VVT制御 油圧ソレノイド・これらの消費電力の補助を効果的に行うため、エンジン出力の特性に変化が出ます。
パワーが上がると言うよりは、求めるパワーポイントに素早く到達する。そういうイメージです。
また、充電制御用の省電力発電回路を備える為、電圧の立ち上がりが鈍い事も弱点でありますから、EDLCによる素早く電気を届ける効能は車の制御を影から支える
効能が見込めます。
EDLC効果は知った人から病み付きになる。そんな魅惑のボックスと言えるでしょう。
Written by Hashimoto