ルーテシア3RSはベルト・プーリー・EDLCですこぶる軽快に!


走行距離の少ないクリオ3RS、その距離は未だ4万キロ台。
関東圏より定期的なご来店を頂く常連様のお車です。オイル交換の為にもご来店を頂いています。
もしかすると当社への往復が最も距離を伸ばしているのではないかとさえ薄々感じています。

今回はタイミングベルト・軽量プーリー・各マウント類・仕上げにEDLCのご依頼も頂いています。

4番シリンダを上死点へセット。ダイヤルゲージを使って検出を行います。

その際にカムシャフトの位置関係が正しいかを確認しつつ、カムロックツールをセット。

カムポジションが正しい位置にあり、一安心。

各部の組み換えはスムーズに進行し、折り返し後にクランクプーリーをセットするのですが純正の重たいプーリから軽量オリジナルに変更します。

純正プーリーはそれ単体の重量が他車種に比べても群を抜いて重たく「2.3キロ」。

対する軽量プーリーは「0.9キロ」と1キロ下回る軽量仕立てであり、回転軸の中心部であるクランクシャフトの重量低減に繋がる事が
エンジン回転運動を俊敏に仕立てます。

これだけでフィーリングは大きく変わります。
レスポンス向上に効果絶大!

煤汚れの付着した電子スロットルのバタフライは、取付前に洗浄を行います。

バタフライに蓄積される汚れは、全閉時の吸入空気量に影響を与えます。積み重なるとアイドリングの乱れや、エンジン始動後の回転数の違和感などに現れる場合があります。

エンジンアッパーマウントとロワマウントの交換。
アッパーマウントは思っていたほど悪くは無さそう。でもこのタイミングで交換しておけば、この先も良い状態でドライブする事ができます。
悪くなると途端に振動が増えますので要注意ですね。

それとは逆に思ったよりも悪かったのが ロワマウント です。
小端部のゴムに明らかな亀裂を見つけました。
エンジン前後方向の揺れを抑えることが目的のマウントですので、亀裂が入り始めると劣化の勢いは加速します。


仕上げにEDLC BOX を取り付け!
軽量プーリーとEDLCの組み合わせ、気持ち良いだろうな~と想像しています。
ルーテシアの持ち味・良い所・設計者の意図、これらを前面に引出す仕上がりに期待します。

Written by Hashimoto

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