モータースポーツ~日常使いまで
バリバリ使えるルーテシア3RS


オールラウンダーなルーテシア3RSは車検整備でのお預かりをさせて頂いています。
2021年に、弊社で仕上げ販売をさせていただいた車輌です。
走行距離はグングン伸びていました。うっかりすると、ルーティンメンテナンスを忘れそうになります。
3年で4万キロ以上の走行をされていました。
モータースポーツでの使用頻度も多く、長距離移動も多い。
普通に乗っていても5万キロ位では要チェックのタイミングベルトですから、モータースポーツユースを考慮すると今回の交換は必然です。

というわけで、ベルト交換のスタート。
BMC OTA ・V-UP16・MSA・レデューサ 足廻りもしっかり手が入り、LSDも装着済のルーテシアです。

エキゾースト側のカムシャフトのズレ幅が大きく、3°のズレを確認しました。


インテーク側は僅かなズレ。

ハードユースに絶えられず、オイルが漏れたエンジンマウント。


噴き出すかの如く、漏れた様です。

バルブタイミング調整用に、双方のスプロケットを緩めて適切な調整を施行。

組み替えを行ない、組付け復旧。
以前よりご利用頂いているアルミクランクプーリは、洗浄を行ない綺麗な状態で組付け。

エンジンマウントの保護にも繋がるという理由と、不要な揺れを除去する目的で強化マウントを組み込みます。
振動の伝達量は増加しますが、モータースポーツユースにはマウント強化が良い仕事をします。


大きく空いた隙間に詰め込むタイプの純正流用、強化マウントコンバージョン。

燃料ホースの対策も施行しました。

点火コイルはこれまで未交換。
確実にそろそろどれか1本は不具合を発する予測を見越して、予防的に4本の交換を行ないます。
スパークプラグも同時にリファイン。


バルタイの適正化が、エンジンの調子に直結する事に期待大!!
強化マウントによるトラクション確保も楽しみですね。
Written by Hashimoto

関連記事