おっと!あぶない「水漏れしてるぞ」ウォータポンプ


車検整備でのお預かりをさせて頂いている、アルファロメオ・ジュリエッタ。
永年に渡りメンテナンスをお任せ頂いてる1台です。
過去の整備履歴を確認し、お預かり前にタイミングベルトの交換が必要であると察していました。
お預かり時の走行距離が、予想していた距離と同じであり、ベルト交換のご案内をさせて頂きます。

過剰に走行を重ねたわけではありませんが、ベルト及びその周辺は交換時期を迎えていました。

ベルトテンショナは、回転抵抗が無くなりとても軽く回る状態になっています。
今年の夏が猛暑続きであった事もあり、このての回転部品は劣化の現象を見せる事は多いです。

最も危険を感じたのが ウォータポンプ の水漏れでした。
静かに漏れ始めていた事が、分解し理解できました。

マルチエアエンジンの場合に同時に行っておきたいのが、この作業。
プラグホール内部のスリーブを増し締めする事です。

スリーブに緩みが生じると、プラグホールにオイルが溜まります。
大きな修理が必要に感じる事ですが、定期的に増し締め確認を行う事でオイル漏れを防ぐことが可能。

この作業の為に製作した専用工具を使って、スリーブの締め付けを確認します。
今回はオイル漏れは元々無く、締め付け確認においても十分な締まり具合を確認できました。

場合よっては、オイルは漏れておらずとも若干締まる事もあります。
また、オイル漏れが始まっている場合も稀に確認できます。


新車から未交換であった、サーモスタットの交換も今回の作業に合わせて施工しました。
引き続き、クーリングファンの交換も行いながら作業を進めてまいります。
Written by Hashimoto

関連記事