水温警告灯が点灯・エアコンが作動しなくなった

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12カ月点検の為にご来店を頂いたジュリエッタは、ご来店直前に立ち寄ったコンビニの駐車場でトラブルらしき症状が発生したとの事。

内容は「水温計の警告ランプが点灯して、それと同時にエアコンの作動が止まった」という案件。
実際に水温は上がっていたのか・もしくは警告ランプのみが点灯したのか。
いずれにせよ、ECUの通信上に水温異常信号が入力されれば保護回路が働いて、負荷となるエアコンの作動を止めるのは正常な働きです。

調べを進めると、明らかな異常個所が目に入ります。

クーリングファンの電極コネクタが熱害により溶けています。

この事により、ファンモータへの通電妨げとなり、冷却機能が低下した事が今回の原因であると特定。
つまり、警告ランプが点灯しただけでは無く、水温が上昇していた事になります。
オーバーヒートが深刻化しなくて一安心。


リペアを行い、ファンの作動は確認できました。
しかしながら、ファン本体の作動音に違和感を感じます。
重たい物が回っている様な鈍い音です。

ファンモータ本体の作動電流値が上昇していて、それにより電極に負荷が掛ったことが、電極焼けの原因ですね。
ファンモータ本体の交換が必要です。お客様とご相談し、作業のご案内をさせて頂きます。
Written by Hashimoto

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