ここまで潰れると振動増大が歴然!


エンジンの振動がとても増えていたルーテシアRSのエンジンマウントを、新旧で比較。
向かって右側は、潰れきったエンジンマウントです。使用期間は6万キロ弱でしょうか。
エンジン始動中に車内に伝わる振動がとても大きく、不快感を感じるほどでした。

エンジンアッパーマウントの交換を行いながら、定番作業のひとつ。
燃料ホースの樹脂部を、耐圧性ラバーホースにコンバートします。

樹脂製ホースは、その形状や素材にもよりますが経年劣化で穴が開くものがあります。
ルーテシアに用いられるホースは、穴が開き燃料が漏れる可能性のあるタイプですので、メンテナンスの機会に合わせて交換をご案内しています。

危険性の高い部分は、エンジンルーム内部の一部のみですのでその部位限定で、安心感の高い素材に変更します。


今回のエンジン振動増大は、一見すると強化マウントが主の原因に思えますが、それにしても振動が大きい!と言うのが気になりました。
作業前の確認用で、強化マウントを取り外してエンジン始動~振動に変化が出るか?も確認を行ったうえで、マウント不良と判定しています。

走行中にくすぐったくなる位の振動、快適な走行の妨げとなりますので異常に振動を感じた場合は早目の交換を行いましょう。
Written by Hashimoto

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