エアコンの臭い問題を解消へ エバポレータークリーニング

車検でお預りのアバルト595は、入庫時のお伺い事項としてエアコンの臭いが気になるという事で解消すべく作業を行います。

エンジンをかけたエアコンを入れた時に、吹き出し口から嫌な臭いがする・・・なんて経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

芳香剤を置いたり、消臭剤を置いたりと臭い問題を解消するための策はいろいろあると思いますが、やはり臭いの発生源を断つことが一番の近道でしょう。

という事で、まず第一に車内に取り込む空気が臭っていては臭いが消えることはないですよね。

そこでエアコンフィルターの点検をしてみると、悲惨な程汚れているという状況ではありませんでしたがやはり汚れています。

お家のエアコンでも定期的にフィルター掃除を行うのと同様に、車のフィルターも定期的に交換し、キレイな空気をスムーズに取り込めるようにしていきましょう。

それでも解消出来ない臭いとなると疑わしきはエバポレーターからの臭いの発生です。

エアコンが冷えるシステムとしてエアバポレーターが冷えることにより、そこを通過する風が冷やされ冷気が出てくる訳ですが、その際に温度差から結露し水分が発生し、そこに菌が加わりカビや臭いの発生源となり車内に嫌な臭いを送り込んでしまうという流れになります。

 

という訳で臭いの発生源として疑わしきエバポレーターを洗浄しキレイにして臭い問題の解消していきます。

エバポレーター用の洗浄剤とその後の臭いの発生を防ぐ雑菌消臭剤の2種類を使いキレイにしていきます。

専用の噴霧器を使い伸びたノズルをエアコンフィルターを外した奥にあるエバポレーターに直接噴霧し洗浄します。

コチラの噴霧器にはノズルの先端にカメラが取り付けられており、エバポレーターの汚れ具合も確認する事が出来ますが、目視で確認できる程の汚れは見受けられなません、でも目に見えないカビや菌が臭いの元となっているはずですのでしっかりと洗浄していきます。

エアーの圧力を使い噴霧する様子はなかなかの高圧で洗浄力はかなり高いと思われます。

噴霧され泡状になった洗浄液はエアコンのドレンから排出されます。

その流れ出る際にドレンのホースなどもキレイに洗い流され洗浄されていきます。

 

洗浄液の噴霧と、除菌消臭剤の噴霧が終われば新品のエアコンフィルターを組付けて作業は完了です。

 

エアコンを付けると洗浄液のほのかな香りが漂いいい感じです。

 

一年を通して車内を快適にしてくれているエアコンのメンテナンスも整備のプラスアルファとして行ってみてはいかがでしょうか。

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