508ハイブリッド 補機バッテリの交換


プジョー508 ハイブリッドの補機バッテリの交換を行なっています。
ハイブリッド車として、始めて所有する弊社の508。
補機バッテリという存在は薄らと知っていましたが、交換するのも搭載位置を知るのも始めてです。

その補機バッテリの搭載位置はと言えば、トランクルームの後部 最後端でした。
トランクルームの開閉と物の出し入れは何度か行った事がありますが、その床下にバッテリが搭載されていることは知りませんでした。

補機バッテリの交換を行なうに当たっては、手順が定められていて、スターター用のメインバッテリの接続を解除する、その前には決められた時間車を放置するなど
色々とルールがありました。

そして取り出した小型・軽量バッテリ。
片手で持ち上げられる重量です。

この小型バッテリにどれだけの出力を秘めているのかが気になったので、普段行なう方式のバッテリテストを施行します。
すると、驚く程のハイパワーで有る事が見えて来ました。

レポート用紙向かって右側は取り外したバッテリのもの。
レポート用紙向かって左側は新しいバッテリのもの。
注目すべきは、スタート容量の数値です。
190%と示されています。定格容量はEN 200Aですので、貯蔵分は少ないのですが、通常のバッテリの2倍近い出力を誇ります。

持続型と瞬発力型の違いですね。

ブラケットにバッテリをセットして、車輌側に組付けます。

補機バッテリの役割は、エンジンが停止している際の電圧安定化が主な目的ですが、その他にも色々と担っている様です。
駐車中の、車輌メモリ維持や、車輌通信のほとんどはこの小型バッテリの役割の様ですね。
持久力は低そうですので、メンテナンスサイクルは気に掛ける必要がある事も分かりました。
こういう部分に劣化が及ぶことで、電気システムをはじめとして車輌の性能発揮に大きく影響が出てくる様です。

国産車の世界では何年も前から、当たり前に存在するハイブリッドシステム。弊社ではまだまだこれから学ぶことが多く有りそうです。
新しい技術を知り、人間も成長していければと思います。
Written by Hashimoto

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