早速活躍!
デュアロジック・MTA キャリブレーションに効果大!
フィアット500 1.2は動力伝達装置の整備をスタートします。
アバルトのMTAや500のデュアロジックの場合、作業前と作業後にテスタ通信にて行なうキャリブレーションの施行が欠かせません。
そのキャリブレーション作業の際には、車輌に搭載されているバッテリの状態が良くないと正常に完了しません。
一般的な充電器を接続しながらの施行が必要ですが、バッテリが弱っている・充電容量が小さい、場合には中断してしまう事もしばしば。
先日に弊社ボスが作成した、移動式の充電器(BOSCH BAT6120) がとても良い仕事を果たしました。
キャリブレーション施行の際には、充電器に備わる機能のひとつ、電力供給 モードを使用します。
これは、バッテリ充電を目的とするのではなく、電力が必要なキャリブレーション施行の際に、電圧状態をモニタリングしながら最適な電圧・電流を供給するモードです。
車輌側システムは正常なのに、電圧が低くて正常な結果が得られない..となるとそれは残念な話です。
デュアロジックの際に先ず行なうキャリブレーションは、システム内部圧力を下げること。
油圧保持力が弱まった車輌の場合、数時間おいておけば油圧はゼロになりますが、そうでなければ一晩ほどの放置が必要です。
テスタからのコマンドを何度が繰り返す事で、残圧ゼロに下げる事が出来ます。
その間は、エンジン始動は行なわずに施行しますので、バッテリの電圧のみが駆動力となります。
そこで必要なのが「頼れる充電器」と言う事です。
実際に過去にキャリブレーション施工中にバッテリ電圧が低下してしまう事は多々有りましたので、移動式高効率充電器は頼れるパートナーとなりそうです!
引き続き、デュアロジック整備を進めて行きます。
Written by Hashimoto