タイミングチェーンのコンディションは
オイル管理次第で変わる!


DSパフォーマンスは、ステージ3メンテナンスを含めた定期メンテナンスのご依頼として、お預かりをさせて頂いています。
10万キロを越えているにも関わらず、とても良い状態を維持している1台です。

合わせて施行するのは、タイミングチェーン機構のメンテナンスです。
前回の施行から5万キロ程走行され、今回はタイミングの定期点検を実施し、点検の結果次第ではチェーンの交換を想定し作業を進めます。

生産終了から何年も経過しますが、いまだお問い合わせを頂くことが多い 1.6THPターボパイプ も装着済です。
当時の人気商品のひとつです。

カムカバーを開けて際の第一印象は「何て綺麗な状態!」です。
この綺麗さは、オイル管理が徹底されている事意外には成し得ない結果です。
直噴エンジンですので、オイルが黒くなりやすいのは言うまでも有りませんが、黒くなるのと汚れが沈着するのとは異なります。

バルブタイミングの点検をSSTの値を基準に確認すると。
ほとんどズレが生じていない事が確認出来ました。
前回の施工時は、大幅にズレていた覚えがあるのですが、今回は調整が不要な位に良い数値を維持しています。

チェーンの伸びも起きておらず、機械部品の寿命はオイル管理に比例する事を実証する、お手本の様な状態でした。

今回は、回転検知センサーの交換も行ないます。
クランク角度センサーとカムセンサです。
クランクセンサは、エンジンブロック後方側に装着されています。

このエンジンで、クランクセンサーが不具合を起こすことは滅多に無さそうですが、予防整備の一環として捉えての施行です。

ステージ3メンテナンスの続きも進めながら、この後はアライメント作業も行い、各部のブラッシュアップを進めて参ります。
引き続き作業を進めます。
Written by Hashimoto

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