ルノーカングー2 足元でゴトゴトと奏でる不快な異音
耳につくので結構気になります


ごくごく低速度の領域で気になる「ゴトゴト」と床下から伝わる異音。気になるものです。

車速が上がれば然程気にならなくなるのですが、それはロードノイズにかき消されて耳に届かなくなるだけの話。

この症状は、カングー2には良くある症例です。
機械的に何かがおかしくなるのではなく、原因はゴム部品の変形によるもの。

フロントサスペンションに装着されている スタビライザー・バー をサブフレームに固定する際に使用されているマウントブッシュ。
ここに設けられた穴径が拡大・変形を伴う事でバー本体の固定が甘くなり、左右に揺さぶられる動きを生じた際に ゴトゴト と異音を奏でるようになります。

交換作業は、フレームを降ろさずとも隙間からの交換施工が可能です。

若干作業性は悪いですが、もっと作業性の悪い事例はいくらでもありますので、工具を上手く使い分けて施工します。


リフトアップアップスプリングに、ジオランダータイヤでワイルドスタイルに仕上がったカングー2。
ボディカラーと相まって目を惹く1台です。

組替え後は、砂利道の様な悪路を走行しても静かに転がる事を確認。
些細な異音ですが、一度気になるとそれ以降は気になり続けるのが、異音です。
早目の対処で、快適なカーライフをお届けできました。
Written by Hashimoto

関連記事