カングー2 燃料ポンプからの燃料漏れ


各部のメンテナンスを進めている ルノー・カングー2 は、お客様より伺っていた症例の中に「停車後の車内がとてもガソリン臭い」件があります。
アルファロメオ147.156では度々発生する話ですが、カングーでの症例は初めてです。

おそらく燃料ポンプもしくはタンクに問題があるはず。
そう思い、ポンプの予防交換を行なうつもりでタンクを降ろし、燃料ポンプ本体を確認すると。
冒頭画像がその様子でして、ポンプ上部の白色樹脂に染み汚れが付着していました。
これは拭っても、洗っても消える物では無い事から燃料漏れであると確信します。
珍しい箇所から漏れている、今回のガソリン臭の案件はポンプ交換を行う事で完治します。

新たに取り付けるポンプと、取り外したポンプの燃料計の抵抗値を想定します。


上限値・下限値それぞれの値が新旧で同一で有る事を確認できました。
この数値がズレていると、燃料計の示す針の位置関係に違いが生じます。
若干のズレは有るかもしれませんが、その場合は..その状態になれて頂く必要があります。


タンク容量 56L の記載ラベル。
こんな表記があるのですね。色々なタンクを外してきましたが表記を見るのは初めてです。
交換前にタンクから抜き取った燃料は約10L程。交換後は燃料漏れの確認のために満タン給油を行なうのですが、おそらく46L位が入るのだろうと思っています。

引き続き作業を進めます。
Written by Hashimoto

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