工場通信

この形状のブーツバンドにはこの工具がベスト！


マウントブラケットの損傷から、各部への被害が広がっていた アルファロメオ・ミト 。
ドライブシャフトにも影響が出ていました。

エンジンの搭載角度が大きく傾いた事で、ドライブシャフトの可動範囲を超えた事から内側のジョイントが抜け出していました。

三つ叉のスパイダジョイントは、分裂しニードベアリングは紛失した状態に。

冒頭の画像は、三つ叉が収納されるカップ部ですが、走行中に今回の症例が発生した為に傷が付き傷んだ状態になっていました。
ダメージを受けたのは、カップの入り口に限定されている事から機能面での影響は無い物とし、バリ取り研磨を行ない組み付けを行ないます。

シャフトブーツはズタボロに粉砕した状態になっていました。
交換が必要となり、そこで取り上げるのが使える便利ツール。
サイズの小さい方のブーツバンドですが、これが専用工具の必要なくせ者でして、無い時は？？どうやって？と考えたものです。

クワガタみたいな専用プライヤーがあるのですね。
バンドに設けられた凸部を掴み、接近させ、その後カチっとロックする事で締め付けを完了します。


工具は、何かを成し遂げるに辺り無くてはならぬ力を発揮します。
あらゆる業種においても同様の事が言えると思いますが、専用に用意された工具の素晴らしさと考え、好きですね～！
Written by Hashimoto

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