突然停止するメーターパネル
106 メーターが動かない→修理可能です


プジョー106 において、走行距離が20万キロを越えている車の場合に稀に有る症例です。
「走行中に突如メーターパネルが動かなくなる」その時の状態のまま、指針も停止しています。
メーターの照明が消え、指針が動かなくなり、警告灯だけ点灯するという状況。

速度が分からなくなり、燃料残量は不明・水温の把握も出来なくなります。
このトラブルは、多くの場合は電源系統の問題にあります。
メーターを外す手前まで分解し、集中コネクタに手を当てて少し力を加えると。

瞬時に正常な状態に復帰しました。
時計がリセットされているので、電源が遮断されていたことも想定出来ます。

メータを分解しますので、指針を抜き取ります。
指針については、針のいた位置関係を覚えておきます。

分解後に基盤の状態を点検。

怪しいのはこの部分。

基盤のハンダ状態をチェックするのですが、肉眼では確認するのが難しいのでルーペを使います。

数カ所のハンダクラックが発生していました。
電気系統トラブルにおいて、多い症例です。

ハンダの盛り直しを行なえばおそらく正常復帰するはず!


クラックの発生していない箇所も、念の為に全数の手当てを施します。


その後の確認では、メータが正常に動くようになる事を確認出来ました。
この手のトラブルは、最初は悩まされますが一度施行すると身につきます。
メーター交換となれば、部品も無ければ距離もリセットされます。出来れば修理が望ましいですね。
Written by Hashimoto

 

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