ルーテシア3RS BMC OTAのセットアップ 続編


先日、途中まで施行を進めていた作業の続編です。
ルーテシア3RSのエンジン性能を一層気持ち良くする「BMCエアクリーナボックス」をセットします。

スロットルボディと、エアクリーナボックスを繋ぐ為のシリコンホース、こちらの部品の到着を待っていました。
長さを合わせて、角度を合わせて、ほぼワンオフの様な内容で施行します。
レデューサを装着済のルーテシアですので、ブローバイガスの戻し口をホースの途中に設けます。

ルノーばかりのファクトリーになっていました。
左から「カングー2」「ルーテシア3RS」「ルーテシア3RS」

バッテリを小型化する事で、何とか設置する事が可能なクリーナボックス。

この仕様が、なんとも気持ちが良い!
純正と同じ位置で、フレッシュエアーを取り入れ、そのダクトに対してクリーナの吸入側を接続しています。
剥き出しではないのに、とても良い吸気音が響き渡ります。
ついついアクセルを踏み込むようになります。

今回は、ステージ3メンテナンスを行なっていますので、仕上げのシャーシダイナモ測定を行ないます。
折角の機会なので、気になっていた事を確認する為に2種類のダイナモグラフを残してみました。

赤線:施工前
黒線:施工後(BMC 接続先は純正ダクトに)
紫線:施工後(BMC 接続先はダクト無しのダイレクト)

BMCのセット後の試運転で感じるのは、トルクが太く乗りやすいのは今回の黒線の仕様。
ダクトを無しにし、直接吸い込ませるとトルク低下は気になる物の、パワーバンド以降のパンチは増す。
いつもそう感じていました。
どちらが正解か?
正解はどちらも正解となります。
割とお手軽に吸気の仕様を組替えることができるので、乗り方・シーン に合わせて好みを選択する事が可能です。

こちらが、純正ダクトに割り込ませる仕様。

こちらが直接吸い込ませる仕様。
(この場合、ボックスエンドにシリコンホースをセットし、その先に付属のファンネルを取り付けます)


楽しく・元気・そして官能的な仕上がりになりました。
運転するのが楽しくなる!!そんなカスタマイズとチューニングですね。
Written by Hashimoto

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