PG-Sports LSDの組み付けを行なっています

DS3レーシングにお乗りのお客様より、ご依頼を頂きました。
オートポワルージュ様よりデリバリーされています、LSDを組み付けしました。
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クラッチ廻りのメカニズムは、これまで見てきた物とは随分と違います。

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トランスミッション本体、重たいです。。。
プジョー306の6速ミッションも重いほうですが、こちらが勝っています。

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今回組み付けを行なうLSDはこちら。
CUSCO製のRS LSDです。
プジョー106では豊富な実績がありますが、DS3では初めてです。
106と同様に 1WAY・1.5WAYを選択できる構造です。
カム角は 1WAY:45度 1.5WAY:45度/15度 です。

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組み付け前に出荷状態のトルク値を確認します。
CUSCO RSLSDの場合、ここで測定する数値=イニシャルトクルでは無いのですが
過去の実測データ及び、フィーリングを基に解釈します。
今回のLSDは新品部品ですので、心配は不要ですが、上記作業を行なう事で
異音発生の原因が潜んでいないか、という不安要素がある程度発見できます。

実測値は約4.1キロですので、実走時のトルク値としては、8~9キロ程となります。
106の場合、強めに組んで4キロ位です。
今回は中位に組んで4キロ、狙いとしては良い所になったと思います。
この感じですと、強めに組むと5~6キロ位になりますね。
そうすると、11~12キロが初期出荷状態の組み合わせで変更可能な数値です。

簡単にLSDが取り出せ、仕様変更が容易だと尚良いのですが...

CUSCO LSDは作動レスポンスが非常に早く、効きは強いのだけども、ナチュラルなフィーリングが得られます。
そういう意味で、個人的には好きなLSDであるといえます。

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トランスミッションケース内部の洗浄及び、シーリングガスケットの除去を行い、各部を組み付けます。
トランスミッションの進化を実感しました。
分解を進めると、なぜ重いのかがよくわかります。
最近では、使用部品の素材を軽い樹脂製にしたりと、軽量かつ低コストな方針が目立ちますが
敢えてそれとは逆の方向へと向かうこと、これも耐久性・信頼性を向上するうえで重要な事ですね。

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クラッチレリーズシリンダ及びトランスミッションフロントシールです。
走行距離の少ない車輌ですが、トランスミッションシールを兼ねているパーツですので交換します。

今回の作業対象車輌は
プジョーRCZ 6速マニュアル
プジョー208 6速マニュアル
シトロエンDS3レーシング 6速マニュアル
となります。これから、モータスポーツをとお考えの方、ご相談下さい。

 

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