ジュリエッタ QV はエンジン振動が気になり追加作業のご案内


法定点検でのお預かりをさせて頂いている ジュリエッタ QV は、作業終盤に差し掛かり気になる事が浮上。
車庫入れ的な動きをする際に、特に感じる「ブルブル」としたエンジン振動はサイドミラーにもその影響が及び共振の症状を見せていました。

ジュリエッタは 1.4も1.8もエンジンマウント(特にメインマウント)の耐久性に乏しく、数年・数万キロで不快振動を感じる事が多いです。
取り外したエンジンマウントは、思った以上に悪くなっている様子です。
無数の亀裂・潰れたゴム からは疲労感を感じます。

ボディ側取付部には、マウントから流れ出たオイルの痕も残っていました。

微振動を吸収するのは、ゴムの役割では無くマウントに封入されたオイルによるダンパー効果です。
下側のラバーブーツが破れ、オイルは流れ出たようです。

こちらが、新品のエンジンマウント。
ゴムブーツがシャキッとしており、内部に入っているオイルの感触がよく伝わります。


押さえると、肉球の様な独特な感触が伝わります。


組替え後のエンジン始動と、試運転において不快振動の改善を大きく実感出来ました。
Written by Hashimoto

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