フィアット パンダ1 ミッションオイル漏れの修理


フィアットパンダの初期モデルの後期モデル。ややこしいですね。つまり、最終期ごろの初期型パンダです。
思い返せば、私がメカニックになった頃、初期型パンダは新車で買う事が出来る時代でした。
その後、パンダ2に世代交代~現在のパンダクロスと、社会人になってからパンダの歴史と共にここまで来ました。

パンダ兄弟、どれも良いクルマなのですよね。総じて言えるのが丁度良いクルマである事。
サイズ・パワー・使い勝手 角ばっているのに尖っていない。愛される車って、こういう事だなと納得。

今回は、停車中にオイルが垂れるという事でお預かりをさせて頂いています。
原因は、ドライブシャフトからのオイル漏れ。トランスミッションオイルが、ドライブシャフトブーツから滴るという状況です。
パンダでは珍しくは無い話ですね。
左側のドライブシャフトは、ミッションのケースと繋がっている構造ですので、ブーツにピンホールが空くと今回の症例に繋がります。

今回は、問題の発生している個所限定での修理を行います。
ブーツの交換ですね。

ついでに、ストラットのバンプストップラバーとブーツも仕様変更の為に交換します。
OEMのブーツが少しオーバーサイズ気味である為、本来のサイズの製品に戻します。


これまでのブーツは、外寸が大きい設計でありました。
コイルスプリングの内側に擦れる状況でしたので、スリムな形状に変更します。

各部の構造が現代とは異なっている事が特徴的なパンダ1。メンテナンスとして携わっていても、心癒される設計です。
Written by Hashimoto

関連記事