208GTI サスペンションのリファイン盛り込み
組付けを進めて行きます


動力伝達装置関連作業が進み、各部の組付けを行います。
組付け中に施工する事も盛りだくさん。
リジッドカラー(リジカラ)の組付け・前後のサスペンション(ダンパー+スプリング)のリファイン、これらを織り交ぜて進めます。

サブフレーム搭載前に、先ずはストラットを取り外し。
ショックアブソーバを外す作業としては本当の意味で、最も適しています。

使用するパーツは、全て純正品。お客様のご希望により、スプリングも新調します。
208の足回りは、基本的には丈夫に出来ていると思います。
なのですが、本当の意味での完調な状態を保つにはターニングポイントを見極めて、手を入れると良い。そう思います。
その理由のひとつは、アッパーマウントの構造。
フローティング式ですので、ヘタリからくる不安定さが、距離を乗る事で気になり始めます。
マウントのみを交換しようと、足回りを分解し、それによりショックアブソーバが破損するという事も過去にありました。
何も感じなければ、そっとしておくのが良い。そうすると、思った以上に長く使える、そんな印象を抱いています。

サブフレーム側も、良い感じに仕上がりそうです。
画像は、ロワアーム交換の為にミッションジャッキに固定した様子です。

新品のロワアーム。
これにより、前後に配置されたブッシュは一新され、単体組み換え作業の大変なボールジョイントも新調できます。

サブフレームの取り付け前に、リジカラをセットアップしていきましょう。
リジカラの役割は「隙間を埋め・タワミを無くす事」です。
フレームに設けられた、凝結ボルトが入るボルトホールは組付け易さを加味し、オーバーサイズに設計されています。
ボルトとほぼ同じ寸法の穴の開いたカラーにより、ボルト~ボルトホール間をジャストサイズに調整します。

これにより、高過重な部品を支えるベース部の剛性・強度向上を狙います。ホールサイズが一回り小さくなりますね。


フロントサブフレームの搭載・ロワアームの交換・リジカラのセットアップを完了。


この後は、前後のブレーキリファインと、リヤサスペンションの組み換えを進めて行きます。
Written by Hashimoto

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