工場通信

プジョー106の足回りリフレッシュ　ビルシュタインショック組付けしました！！

鮮やかなイエローが素敵なプジョ－106S16は車検整備でお預かりです。

以前ほどの入庫数ではありませんが、106は未だは多くのファンがおり定期的に点検・整備でお預かりさせていただきリフレッシュメンテンナンスを行っています。

車検・点検と言えばまずは下回りなどの洗浄から。ということでリジットラックに載せタイヤを外しスチーム洗浄していきます。

定期的な点検・整備を欠かさないこちらの車輛の汚れ具合はそれほどひどくなく、スチーム洗浄機を使い表面の泥汚れなどをさらっと洗ったら洗剤を塗布し、スポンジで軽くこすり洗いを行い、最後に再びスチーム洗浄機で丁寧に洗い流してあげると、

タイヤハウスや下回りは年数を感じさせないとてもキレイな状態になりました。

スチーム洗車を終えタイヤ取り付けをするのですが、ホイールボルトが錆びて残念な姿になっていましたので

さらっとシルバー塗装しキレイにしてから組付けしました。

簡易的ですのでまた剥がれてくるとは思いますが錆びたままの状態組付けるより全然いいでしょう。

リフトに車を移動し引き続きの整備を進めていきます。

外観もオリジナルを保ち全塗装も行われとてもキレイなこちらの車輛ですが、試運転を行うとフロント足回りからコトコトと異音が聞こえてきます。

足回りを見たところ未だショック交換などは行われていないという事で、今回は足回りのショックアブソーバーの交換を行っていきます。

左右の足回りをストラットごと取り外し分解しカートリッジ式のショックアブソーバーを入れ替え交換していきます。

バンプストップラバーはボロボロになり、ショックアブソーバーも手で押し込み状態を点検すると、スムーズな動きはせず引っ掛かりのあるような状態で劣化が確認出来ました。

子今回は車高もノーマルを維持しますのでビルシュタインのB6タイプのショックをチョイスし組み付けます。

ノーマルショックとは違う倒立ショックとなりシャフトの太さも断然太くなり、サスペンション剛性がアップしハンドリングや路面への追従性の向上を期待出来ます。

新品のアッパーマウント＆ベアリング交換も行い組付けしました。

追加作業として整備の拾い出し時に右側のロアアーム先端に付くボールジョイントのガタを確認していましたので交換作業を行っていきます。

106のロアアームボールジョイントは圧入され組付けされていますのでロアアームごと取り外し交換していきます。

プレス機に設置し圧入、入れ替え交換しました。

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ストラットを組付け前にタイロッドエンドブーツの破れを見つけましたのでこちらも交換して、足回りの組付けを行いました。

ドライブシャフトの固定ナットも新品に交換し、トルクレンチで規定トルクにて締め付け。

フロントショックの交換完了です。

リヤショックに関してはいたってシンプルな構造ですのでサクッと交換完了です。

フロントショックはカートリッジ式で見えなくなってしまったビルシュタインの鮮やかなイエローカラーがリヤではしっかりと確認出来きいい感じです。

ショックアブソーバーの組み換え後は4輪アライメント測定を行い各部の調整を行いながら仕上げとなります。

交換後の乗り味は気になっていた足回りからの異音も消え、しっかりとしたハンドリングとコーナリング性能を感じられるとてもいい仕上がりとなりました。

引き続き車検に向けて整備を進めていこうと思います。