ルーテシア3RSに軽量フライホイールのセットアップ


数ヶ月前よりご相談を頂いていた ルーテシア3RS のクラッチ交換と、軽量フライホイールの組付け作業を開始しました。
こちらの製品は、弊社のオリジナルパーツでは無く、海外調達を行います。

2リッターNA 6速マニュアルが魅力のルーテシア3RSは、後世に1台でも多く残していくべき車輌であると思っています。
乗って楽しく、オールラウンドに使えるフレンチホットハッチ。
万全の状態で維持するには、それなりの苦労を伴いますが、様々なリクエストにお応えが出来るように態勢を整えています。

クラッチの使い方がとても上手な印象を持つ、クラッチディスク。

消耗量としては1mmほど。
走行距離に対して、消耗度合いは少ないです。

純正フライホイールの重量は、約6キロ

新たに取り付ける軽量フライホイールの重量は 4.5キロ

軽量度合いとしては控えめであるものの、2リッター NA  200馬力 との相性はとても良く、軽いアクセル開度で軽快に回ろうとするエンジン特性に変貌します。
美しい裏側の造形は、外周の軽量化を目的としていて、求める効果に対し得られる造形美と言えますね。

冒頭でも使用した画像でありますが、カバー取付部の外周部についても最外側に当たる箇所の強度を確保した上で可能な限りの重量低減を狙ったデザインが素敵です。

クラッチ単体テストと、クラッチ凝結解除時の重量測定。

正常作動を確認し、車体側への組み付けへと移ります。

元々が高回転型特性を持つ、F4エンジンの性格に鋭さの磨きを掛けた仕上がりを実現します。
クラッチ交換を控えたルーテシア3RSの方、いかがでしょう。
Written by Hashimoto

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