ヘビーウェイト・フライホイールへのコンバージョン


ツインエアーのフライホイールを重たくすると、どうなるのか?
DMF(デュアルマス・フライホイール)の重量に合わせて作成した、新作のヘビーウェイト・フライホイール。
この製品を、ソリッドフライホイールが標準装着されている、フィアット500 ツインエアーに装着する試みです。

クラッチ交換を行う作業に合わせて、フライホイールの交換を進めています。

取り外すたクラッチカバーのダイヤフラム中央部は、レリーズベアリングとの接触により摩耗が進行していました。

レリーズフォーク側のベアリング接触面も、摩耗はかなり進行している模様です。
段付き摩耗が確認出来ます。

今回の車輌に元々備わるフライホイールの重量は 6.6キロ。

新たに取り付けるフライホイールの重量は8.7キロ。

この2キロの差が、小排気量2気筒エンジンにどの様な効果をもたらすのか。

フライホイールのセットアップは完了。
軽度なトルク締めの後に、回転角法による最終締め付けを行い、適正トルク管理を行います。

レリーズフォーク・ベアリング類も交換し、トランスミッションの洗浄を終え、これより搭載を行います。

アバルトや208といったスポーツ要素を高めたい車輌には、軽量フライホイールを組付ける事が定番ですが今回はそれとは真逆な内容。
トルクアップを目的として行う、ヘビーウェイト・フライホイールの期待度は高いです!
Written by Hashimoto

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