ルーテシア3RSはクラッチとその周辺整備を進行中


トランスミッションの組み立てを終え、クラッチの事前確認を含めての組み付け作業を進めています。
今回のメンテナンス車輌の走行距離は10万キロ。なのですが、積算距離計が示す距離に対してクラッチの消耗量が多かったように感じます。

クラッチディスクの消耗量の確認を行っています。
交換前のディスク厚「6.3mm」

新しいクラッチのディスク厚「8.1mm」

新しい状態のクラッチディスク厚が、他車種に比べると厚みがある事が特徴的なクリオ3です。

恒例の単体作動チェックも完了。
適正なストロークでクラッチ機構の遮断を確認出来ました。

クランクシャフトシールを交換し、車体側への組付け完了。

トランスミッションの搭載へと続くのですが、その前に気になる事があります。
これは、分解時に気になっていた事です。

エンジンクランク角度センサの接続が怪しい状況になっていました。
何かしらの過去のトラブルでしょうか。
センサ本体を切削し、配線を直結してあります。直結している配線は本来の配線から延長したものでした。
クランク角度センサは、微弱な信号を発する装置ですから、接続抵抗が有る事で長期的に見た場合にトラブルの原因につながります。


センサ本体の交換と、接続コネクタの交換を行いました。
これで安心してミッションの搭載、各部の整備の進行が出来ます。
引き続き作業を進めます。
Written by Hashimoto

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