トータルリフレッシュで蘇れ!


総合的な整備の承り、各部の分解を開始していきます。
ルーテシア3RS  走行距離は10万キロのお車です。
これから先、安心して永く・そして楽しく乗れる様な整備を進めて参ります。

当社としましても、大の得意車輌と言える「ルーテシア3RS」は、引出しを豊富に用意してニーズに合った整備をご提案させて頂いています。

ヘッドライトのリフレッシュを承っていますので、取り外してリペア業者さんに依頼をかけます。

今回の施工内容は盛り沢山です。
以下に概要を記します。
◆基本整備 ステージ1メンテナンス・ステージ2メンテナンスの施行
◆水廻り(エンジン冷却廻り)の整備
◆足廻り劣化箇所の改善
◆足廻りアップグレードの施行
◆動力伝達装置の整備
↳クラッチオーバーホル
↳4速ギヤ・ギヤ鳴りの修理
◆ブレーキ関連整備
ボリューム満点ですね。気張って行きますよ!

ヘッドライトが外れた後に、場所を変えてリフトアップしました。
通称1号リフトと呼ばれる場所です。
2号リフトはその隣で工場中央奥側のリフトです。
3号リフトは工場右側 最表側に位置するリフトです。
アライメントリフトは3号の奥に位置するリフト。
それぞれ作業の目的別に何となくですが識別しています。
1号リフトは専ら重整備専用リフトとしての位置づけです。
リフトとしては最も古く、最も車をセットしづらいリフトです。
どうでも良い事ですが、マニアの方は意外とこういう内容が好きだったりする様です。

ホイールを外した状態で、改めてブレーキをチェックすると..

「あっ!!これは、ダメな減り方やん!」という状況になっているのを発見します。
パッドの当り方が良い状態では無いですね。
最外側は、ディスクロータに接触していません。
なので、一見するとこの角度からはパッド残量がある様に見えます。

角度を変えて確認すると、1/3以上は減っています。

この問題は、キャリパ側には問題が無く、パッド側の形状に問題がある事が多いです。
今回はパッドとロータを新調しますので、問題の無い状態に復元できます。

ルーテシア3の魅力が詰まったこの部分。
ダブルアクスルストラットのアルミパーツは、融雪材の影響から表面の酸化現象がとても目立ちます。
後にクリーニングを行うのですが、やり甲斐のありそうな肌をしています。

左のストラット側。
スプリングはどうかと言うと。

巻き終わりで折れています。

右側の同じ箇所は。

既に破断していて、ダンパーとスプリングの間でクルクルと遊んでいました。

ワイパーカウルを外した、ストラットアッパー付近は水抜き穴が詰まっていて、悲惨な状態になっていました。
先程、リフトの場所を変更する際にバンパ-&ヘッドライトレスの状態で前廻りをスチーム洗浄によりキレイにしているのですが、その際にカウル内部の洗浄も
行っておきました。これを怠ると、新品部品を組付けるのをためらう状態での作業となりますので、落とせる汚れは極力落とします。

作業期間は長期に渡りますが、現在の疲労感を拭い、シャキッとしたルーテシアに復元させます。
引き続き作業を行います。
Written by Hashimoto

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