足廻りのリファインもやりますよ~!
FIAT500 1.2 リフレッシュメンテナンス


各部のリファインが進行中の フィアット500 1.2 は、サスペンションについても今回のリフレッシュ対象箇所です。

ショックアブソーバをリファインし、ロワアームの交換とブッシュの組替えを行いながら、組付け復旧を行います。

冒頭画像は、定番のサブフレームボルトの錆害。
大抵の場合は、2本は錆害あり。酷いときは4本錆びています。
融雪材の影響が大きい地域の場合は、緩める際にボルトが折れる。。何てこともいつか遭遇する気がしています。

新調するロワアームには、オリジナルパーツのひとつ「SessAロワアームブッシュ」を組み込みました。
組んでしまえば、存在感を潜めますが、その効果はサスペンションの仕事としてドライバーに伝えてくれます。

ブッシュの組み替えを完了した、ニュー・ロワアームをサブフレームにセットし、車体側に組付け復旧を行います。
フレーム単体の美化として、クリヤ塗装も完了し見た目もリフレッシュしました。

続いてはショックアブソーバのリファインです。
ビルシュタインのB4を使って、くたびれたダンパーをリフレッシュします。

使用過程を経た純正ショックアブソーバは、左右共にオイル漏れを起こしていました。
減衰力を失うというほど酷い状況ではありませんが、ダンパーとしての賞味期限は切れたに等しい状態です。

ショックアブソーバは「機能を失ったから交換する」では無く「最適な交換時期を知る」事が、良い状態で車を走らせる上で重要であると考えます。
足廻りの状態がイマイチな車は、ドライバよりも同乗者の方が苦痛に感じる場合もありますからね。

こちらは、ダンパー交換後の全体像。
地味な事ですが、小技を仕込んでみました。


スプリングの巻き終わり部と、スプリングシートの間の金属同士が接触する部分がありましたので、サイレントラバーを巻き付けました。
金属同士が擦れ合う事で、異音が発生する事があるという事と、塗装が剥げることで錆の発生に繋がること。
これらを懸念し、折角ですので未然に対策を行いました。

サスペンション廻りの組み付けを行い、フロントセクションの取付前にラジエタを新調します。

最初の投稿時に、ラジエタの変色について指摘していました。
突然に水漏れを起こす事も想定出来ますので、この機会に不安要素を取り除きます。

エンジンを始動し、キャリブレーションを一連完了。
スムーズに変速する事と、クラッチ操作について確認を行い、この後はアライメント作業へと移行します。
Written by Hashimoto

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