SessAロワアームブッシュ 組付け時の流れ


クラッチ交換の際に同時施工を行う事が多い オリジナルパーツのひとつ。
「SessAロワアームブッシュ」
について、組み換え概要をご説明します。

こちらはノーマルのロワアームブッシュ。
画像はクローズドボディのブッシュとなります。

続いてこちらは、カブリオレボディに採用されているブッシュ。

ロワアーム本体は同じ形状であっても、ブッシュの硬度に違いがあります。
イタリア車は、昔からですが各部の構成を緩く設計する事が多いです。

シャキッとしたハンドリングと乗り味を実現するには、程良い硬さのブッシュに組み替える事をお勧めしています。

冒頭画像は、ロワアームからブッシュを抜き取り、発生していた錆を除去した後のものです。
錆の除去前はご覧の様な状況であります。
無塗装部分があるので、錆び易いのですよね。

後に触れますが、ご覧のホールには面取りを施してある側と、施していない側が存在します。
冒頭は面取りを施している側でして、上記画像は面取りは未施工の側となります。

これより、SessAロワアームブッシュの組付けを進めて行きます。

面取りを施してある側から、アルミアダプターを圧入しながら入れ込みます。

ロワアーム本体で言う所の、下側から圧入します。

アルミアダプターの圧入が終われば、続いてブッシュの圧入です。
ブッシュは、上下で高さの異なる寸法設計となっており、厚みのある方からアルミアダプターに圧入します。

組付けを終えた後のロワアーム。
表と裏を撮影したものです。

このブッシュへの組み換えにより、あらゆる挙動に応じて変化しているアライメント変化を抑制します。
それにより、サスペンションの動きが確かなものになり、ハンドリングにもブレーキ性能にも、路面からの凹凸入力に対してもホールド性能が高まります。
ぐにゃぐにゃと動いてしまっていた余計な動きを効果的に抑える事で、安定感と安心感が向上します。
おすすめのアイテムです!
Written by Hashimoto

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