アバルト595はクーリングプレートの取付
取付前にしっかりとコーティングも施工
車検整備を進行中のアバルト595は SessAクーリングプレート の取付ご依頼を頂きました。
先ずはフロントバンパーを取り外して、段取り良く進めています。
定番商品 モーションコントロールビーム も装着済です。
取付にあたり、お客様からのリクエストで「プレート本体にコーティングをしておいて!」とのお声を頂きました。
クーリングプレートは、手塗り製品ではなく粉体塗装の製品です。
粉体塗装の場合、一般的なコーティング剤を塗布しても「あれ?こんなもんだっけ?もう少し艶が出る予定だったのに」となるものです。
これは塗料の種類・塗装工程・表面硬度が、一般的な塗装とは異なる為です。
そこで、当社では粉体塗装に適した特殊下地処理剤を使って、ベースコートとしての処理を処方した後に、一般向けコーティング剤を上乗せします。
この下処理剤については、一般流通しない物でして、当社がコーティングを依頼する先の職人さんより分けてもらっています。
バリアスコートの手前のボトルがその液剤です。
使い方を間違わなければ、とても良い結果が出ます。
ちなみに、私が使う工具箱スナップオンも塗装方法は粉体ですので、使用しています。
ベース剤を塗布後にバリアスコートを塗布しました。
バリアスコートだけでは、粉体塗装には定着せず、いまいちな仕上がりになるのですが、下処理剤のおかげでバリアスコートがしっかり定着している事が
塗っていて分かる位に違います。
コーティングを完了し、各パーツを組付けていきます。
MCB装着済車輌ですので、それ専用の取付方を実践しています。
製品は、MCBの有無どちらにも対応が出来るように設計されています。
ラジエタの横側に固定されているウォッシャホース、このスクリュを取り外します。
そのスクリュホールを使って、ロワプレートのステーを共締めで取り付けます。
左右共にステーを固定し、ロワプレートを取り付けるとご覧の様な形に仕上がります。
それぞれの部品は、ボルトの太さに対して穴の大きさを少し大きく設計しているので、各部の隙間と平衡感覚・直角度を微調整する事が大切です。
アッパープレートの取り付けも、ロワに同じく既存のスクリューホールを使用して固定します。
組付け時の重要事項は、各部のクリアランス。ここを統一させる事で、完成時に凜と仕上がります。
ブラックなので、取付後の存在感が薄れますが、こういう部品は目立たずシックにさりげなく。
でも、目立たせたい!!という方には、お好みのカラーに追加で塗装を行っています。
バンパーを外した際に、ヘッドライトのD1S HIDをLEDコンバージョンの施行を行い、ハイビーム側もハロゲン→LEDへとコンバージョンを行いました。
クーリングプレートは、ラジエタへの空気の流れを最適化する製品です。
エンジンルームが狭く、その中に詰め込まれた心臓部。熱害との戦いとも言える劣悪環境を、すこしでも改善出来ればという思いで製作しました。
ラジエタとエアコンコンンデンサ、このふたつの冷却部品を効率的にクールダウンする製品です。
水温の安定化と、エアコンの作動効率の向上に貢献します。
外気温度が低い時から、真夏を想定したカスタマイズを。
Written by Hashimoto