素敵なアシが仕上がりましたよ~!
アバルト用 ハイスペック・スタンダード・ダンパー


2023年の末に滑り込みで試作品が到着した、アバルトのノーマル形状ショック用、ローダウンスプリング
それを機に、製作へと発展させた純正形状ショックアブソーバが仕上がりました。
フロントは、倒立式・リヤは正立 36ピストン仕上げとしました。
シリンダサイズを太くする事で、アバルト&チンクの弱点でもあるリヤサスペンションの落着きの無さを解消します。

ルーテシア3RSでは最早定番化した Hi-Spec STANDARD Damper(ハイスペック・スタンダード・ダンパー)のアバルト版です。
(スタンダードダンパーという表現は、車高調形状では無く、純正形状である事を表現しています)
◆ノーマルのアバルトに使用されているスプリングをそのまま使用する事を可能としています。

なのですが、3月末頃にデリバリー開始となる、新製品のスプリングと組み合わせる事で、良質なスプリング・良質なダンパーのセットアップとして使用する事も可能。

最近は、デモカーのサスペンションをよく分解したり、組付けたり、色々と行っています。
今回は、またまた車高調を取り外し、今回の新製品へと組み替えを行います。


気になるのは今回のダンパーの性能と特性。
BOSCH SDLテストでの結果はいかに?
先ずは、新製品のスプリングを、アバルト695/595のノーマルダンパーに組付けた状態のグラフです。

続いて、スプリングとダンパーの新製品を組付けた際のグラフ。

前後の路面粘着率に大きく変化が出ていることが分かります。
特に、フロントの粘着率の変化が凄まじいです。
これは、あらゆる路面状況と走行状態においてもフロントを軸足とし、接地感がとても高いという事を現わします。
リヤ側は適度に動かして、乗り心地の確保と跳ねの抑制を実現するという、当初の狙い通りの味付けを実現しました。

乗り味の特徴は「跳ねない・コシがある・路面を捉える」自画自賛ですが、とても良い物に仕上がったと思います。

車高調にハードルの高さを感じる方に、是非ともお選び頂きたいサスペンションが完成しました。
ヒラリヒラリと走る事ができ、乗っていてとても気持ちが良いです。
交差点を普通に曲がるだけでも、速度域を上げる事ができ、コーナリング後のアクセルを早めに開け始められる。
ユッサユサしないから、安心して走れる・踏める。

なんとも心地よいショックアブソーバです!
Written by Hashimoto

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