不快な振動の原因は? ジュリエッタQVのエンジンマウント交換
車検でお預かりのAlfaRomeo GIULIETTA。
走行距離も40000キロ程と少なく、昨年の12ヵ月点検時にタイミングベルトの交換を行うなど早めの点検整備も欠かさず大切に乗られているお車です。
そんなコンディションの良好なジュリエッタですが、車内に乗り込みエンジンを始動すると車内がビリビリ、お尻がムズムズするような不快な振動が伝わってきます。
この不快な振動は以前にも感じたこともあり、整備履歴を確認してみるとエンジンマウントが交換されていないことが確認出来ましたの取り外し確認です。
予想は的中です。エンジンは劣化が進み振動が吸収できない状態になっていました。
新品と比較すると高さが全然違うことが一目瞭然です。
取り外したエンジンマウント。
コチラが新品のエンジンマウント。
古いエンジンマウントはへたって落ち切っています。
これではエンジンの振動は吸収できません。
交換後にエンジンを始動してみるとその差は歴然です。
不快な振動は消え明らかに改善する事が出来、快適な車内環境を取り戻す事が出来ました。
ジュリエッタはすべてのモデルでエンジンマウントの劣化が早いような感じがします。
日々少しづつ劣化が進む為、毎日乗られているとなんとなくこんなものかと思いがちですが、車内がビリビリするなど不快な振動を感じる際はエンジンマウントの交換履歴を確認し早めの交換を行うことをおススメします。