ルーテシアのクラッチが切れない!


クラッチの作動不良が発生し、自走が不可能になってしまったルーテシア3RSはレッカー搬送での入庫となりました。
お預かり時点でのトラブル確認を行った所、油圧系統のメカニズムに問題が発生している模様でした。

クラッチフルードは、ブレーキフルードとリザーブタンクを共有する為、タンクの中を覗いてみると液量は激減していました。

下回りを除くと、ミッションとエンジンの継ぎ目から透明度の高いフルードが垂れています。

「あ~。。クラッチレリーズのパンクだね~」という内容です。
クラッチ操作を行う機構であるレリーズシリンダは、ミッションのベルハウスの中に設置されている為、今回の様なトラブルが発生した場合はミッションの脱着が必要となります。
以前より、クラッチに関しては近々施工が必要ですね。とお話しをしていたお車でした。

というわけで、ミッションを取り外し全体の点検を進めています。
クラッチカバーをはじめ、周囲一帯はオイル漏れの影響を受けてベタベタ・真っ黒な状態に。
クラッチフルード自体は透明度が高い色をしていますが、クラッチダストとそれが混ざり、真っ黒に。

この部分が、レリーズシリンダです。
フルード漏れを起こしているだけあり、ここもベッタベタです。


クラッチと、フライホイールを取り外してクランクシールをチェックすると、うっすらとオイル滲みを確認しました。
こちらも交換が必要ですね。

本日は月曜日という事もあり、他にもいろいろと進める事があるのでひとまずルーテシアに関してはここまで!
引き続き作業を進めます。
Written by Hashimoto

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