ドアを開けようとしたら…あっ!


年に数台程度ですが、ご覧の画像の様な状況になったフィアット&アバルトの、修理ご依頼を頂きます。
ドアハンドルの構造物の一つである、ハンドルヒンジは可動部品。ボディ側とハンドル側を繋ぎ合わせ、固定されたボディ側を支点としてハンドルの動きに合わせて稼働します。ヒンジの稼動部分はとても細い金属ピンで繋がっていて、素材は鉄。錆で動きが渋り、ある日突然にポッキリと…

こうなっても開閉する事は可能なのですが、グラグラとして頼りない操作感を感じるため、乗り込む瞬間からテンションが下がります。

リペア部品が用意されていまして、その部品を使って組み替えれば復元可能です。

今回の修理車両とは別のアバルトのお客様と話していた際、同様の修理を依頼した際にドアハンドルアッセンブリーで交換した経緯を知り、とても高額であったとの事を伺いました。

最小単位のリペアパーツが供給されるのは、施工側にとっても助かります。

お客様の負担を低減する事が可能ですからね。

交換作業にあたっては、ボディ側の養生を行い慎重に組み替えを行います。ドアハンドル側の外し辛いスクリュが緩めばハンドル本体を外すこともなく組み替えは可能です。

この手の作業は、なるべく即時対応を可能とする為に部品の在庫を整えています。

工場のスケジュール次第ではありますが、短時間のお預かりで対応する様に心掛けています。

今年の業務も残すところ僅かとなりました。皆様のお車が平穏無事に年を越せる事を願います。

written by Hashimoto

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