もう一度、最高の状態で乗りたい!
106復活計画 Season2-2
シリンダヘッドの組み立てを進めながら、同時進行で別の作業を進めています。
ヘッド搭載の前に行っておきたい事がいくつかあります。
補機類関連は、今行うのが最善ですので一斉に分解を行い、単体点検のうえ作業を選別します。
エアコンコンプレッサ・オルタネータ・ヒートエクスチェンジャ・ベルトテンショナ、どのパーツも汚れが豊富に蓄積しています。
簡単には綺麗にならない事が、見た目に伝わってきます。
コンプレッサは、フリープーリベアリングがとても悪くなっていました。
ゴロゴロした感じ・無抵抗で回転するベアリング。劣悪な状態です。
このまま組んでいたら、きっと盛大に異音を発していたであろう状況です。
発電機は新車から未交換。
106のオルタネータは、車載状態・完組状態では作業性がとても悪いので、ヘッドレスの状態に施工するのがベスト。
補機ベルトのテンショナベアリング。めっちゃくちゃ悪くなっていました。
抵抗が増大し、凝り固まった様子です。
エアコンコンプレッサは、本体のオイルにじみは気になりますが、そこは対処のしようが無い難点なポイント。
長期的に社外品を探し、見つけたらストックするつもりで入手しましょう。
直ぐにガスが抜ける事はありませんので、先ずはこちらのメンテナンスから。
プーリベアリングの組み換えです。
単体で部品を探すのが難しい場所ですが、分かる方なら理解できる。そういう事ですかね。
純正では供給されない部分です。
マグネットクラッチの一部・クラッチプレートです。
こういう箇所は、表面の状態が荒れやすく、また長期間に渡る不動の場合は錆も発生しやすくなります。
表面の清掃を行い、リコンディションに成功。
この付近に配置される予定のワイヤハーネス。
コルゲートはボロボロ・風化し、ヘッドからのオイル漏れも手伝い劣悪な状態になっていました。
各部が綺麗になっても、こういう箇所が汚いままだと見た目にNG。
剥離・清掃・脱脂を行い、綺麗な状態に復帰させます。
その後、配線保護材を組み付け。
補機類周りの組み上げを進めています。
ヘッド側も、ほぼ搭載待ちの直前まで作業が進みました。
触れても手が汚れないエンジンパーツ。
こういう感じが好きです。
引き続き作業を進めます。
Written by Hashimoto