クラッチ以外の部分を勢威進行中!
シフトリンケージがガッタガタ…
クラッチとフライホイールの交換を進めているグランデプント・アバルトは、その他の周辺部位についても同時施工内容が豊富です。
サブフレーム不在・ドライブシャフトも不在、走行距離は14万キロオーバー。
今交換しておかなければ、いつ換える?という位にベストな条件が揃っています。
発電機ですね。振り返ると、今年は発電機の交換頻度がとても多かった様に思えます。
それだけ皆様が1台の車に永く乗り続ける意識がある。という事ですね。
絶対に交換が必要な部位ですから、大切なのは「いつ交換するのか」だと思います。
毎回の様にレギュレタブラシをチェックしていますが、チェック後に早過ぎたね。。という事は皆無。
サブフレームを外していますから、この部分のメンテナンスも同時施行が正解です。
ロワアームのブッシュを打ち替えですね。
ロワアームもある意味消耗品。ボールジョイント・ゴムブッシュ・アームの3点で構成されています。
プジョーの様にリペア用のボールジョイントが供給される場合は、それを用いて組替えを行いますが、そうでない場合はジョイントのガタが出た場合は交換が必要。
ジョイントが正常ならばそのまま使えるのですが、忘れてはいけないのがロワアームの大端部のブッシュです。
ここは確実に劣化しています。そして、残念ながらフィアット&アルファはブッシュ剛性が低い!
オリジナルパーツのひとつ。
「SessA ロワアームブッシュ」を用いて組み替えですね。
ロワアームに及ぶ力を受け止めるのは、この部分。
路面からの衝撃や、ステアリング操作時の逃げ・ブレーキング時の捻れなど、想像以上に過酷な条件に置かれています。
剛性が上がる事により、操作性・走安性が格段に向上します。
オススメです!
そしてマイナーパーツのコチラ。
アバルト595では今年は度々交換していました。
プントの場合、純正品が現わすガタツキが595以上に酷かった!
どんな感じなのかを分かり易く動画にしてみました。
手に持つ部分が、エンジンルーム側のリンケージです。
室内のシフトレバーに繋がり、レバー下でワイヤに接続。そのワイヤーエンドがこの部分です。
ここで生じるガタは、室内側では増幅されますのでほんの少しのガタも、出来れば無い事が理想的。
対策パーツを使って、カッチリとした操作性を実現すべくリペアを施しました。
順番が異なりましたが、ココも交換済。
クラッチレリーズシリンダ兼ベアリングです。
組み付けを復旧中!
この後はアライメント作業を行い、仕上げに掛かっていきたいと思います。
Written by Hashimoto