グランデプント・アバルト 各部のリファインスタート


グランデプントアバルト はクラッチのオーバーホールを軸として、各部のリファインを行います。
グランデプント・アバルトは台数は少なく、その中でもエッセエッセはより一層の少数派。

グラプン・エッセエッセは追加のオプション装備ですが、内容はとても濃いものでした。
タービンがIHIからギャレット製に変更になるという贅沢な内容でした。

マニアックなクルマです。

クラッチ一式の交換・フライホイールの交換をはじめとして、付近の消耗品を組み替えます。

お客様のご要望を取り入れ、フライホイールは軽量品では無く、純正のデュアルマスとします。

フロントバンパーを外す事無く、ミッションを降ろせることの利便性は先日の308にも通じます。
お客様にとってはそんなのどうでも良い事だと思いますが、施工する側にとっては大きなメリットです。

取り外したクラッチの厚み 6.35ミリ

新しいクラッチディスクの厚み 7.4ミリ

丁寧に扱われたクラッチでした。
激しくすり減ったクラッチディスクを最近お目にかかっていない気がします。
2ペダルATに使用されているクラッチはドライバーの意と異なり減ってしまいますからね。

恒例のクラッチ単体テストの施工。
純正フライホイールに、純正のクラッチですので信用しても良いのですがこの作業がクセ付けされるとなんだか不安でして、そのまま組み付けることが出来ません。


センター出しを行い、フライホイールとクラッチの組み付けを行いました。
今回は珍しく、純正のフライホールを採用。アバルトの刺激を強めるには軽量品がベストですが、お客様それぞれの用途・求める内容により使い分ける必要はあります。
特に、ミト・プント系のミッションの場合は、ギヤモジュールが細かいのでソリッドフライホイールになる事で若干ノイズが気になります。
595系は昔ながらのミッションですので、ノイズは生じません。

何を選択するのがベストなのか、的確なアドバイスが必要な場合はご相談ください。
Written by Hashimoto

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