アバルトのギヤボックス・オーバーホール
セカンドギヤにダメージを負い、現物の修理を行おうとすると莫大な金額が掛かる事を避け、効率の良さとコスト重視での修理を選択する事に。
USEDミッションをフルオーバーホールしての復活を目指します。
先ずは、コアとなるミッションケースを分解する事から始めます。
分解後はケース及び内部パーツの全てを徹底的に洗浄し、点検を行います。
ベースとなるギヤシャフトは程度が良く、そのままでの使用も可能と思いますが、シンクロ・ベアリングといった消耗部はリファインし組直しを行います。
一部、国内に無い部品もありましたので、海外へのバックオーダーを行い準備を整えていました。
元のミッションにはATS製 LSDを組み込んでいましたので、そちらのオーバーホールも行います。
ギヤにダメージを負ったミッションに組まれていたLSD。
分解すると、予想よりも大きなダメージを受けています。
プレートには無数の深い傷が。。
こちらも徹底的なオーバーホールが必要です。
部品を取り寄せ、LSDのリペアを行います。
大物作業が続いており、段取りが難しいですが円滑に進めれる努力を行っています。
Written by Hashimoto