500C特有のあの振動抑制にも効果あり◎


オープンエアを楽しめる500Cは、そのボディ形状から剛性不足が否めない事が唯一の弱点。。
それは初期の頃からの懸念事項であります。シリーズ4以降となり、全体の剛性は上がっているのですがやはりクローズドボディに比べるとボディが弱いのですよね。

特に、ステアリングホイールに伝わる微振動(ステアリングが横方向に揺れ動く様なイメージ)は長い時間のドライブの際には気になってしまうもの。
今回の500Cについては、お客様からのご依頼事項として、先程上げた案件について気にされていまして、もう少し緩和できると嬉しいのだが。。とご相談を頂きました。

今回、その対策としてモーションコントロールビームを前後に取付を行い、緩和傾向に向き良い結果を出しています。
MCBによる強度アップと質感向上・路面への食い付き感はとても気持ちが良く、運転することの楽しさを再認識できます。

続いて施行するのは、エンジン性能向上としてのMSA(マルチスパークアンプ)とレデューサです。
ツインエアー500Cですので、ハンドルに伝わる振動の要因としてエンジンそのものが発する振動も少なからず理由として関与する。と想定しています。
エンジンが綺麗に、滑らかに回転する事が出来ればその振動低減にも繋がるぞ!と期待しての取付です。

後期型のツインエアーですから、レデューサはタイプCが該当。


純正装着部品の一部を利用して、ブローバイガスの整流を促します。

ブローバイガスの排出は、カムカバーの端っこ。

レデューサはワンウェイバルブの効果をもたらす為、クランクケースに対流・蓄積するガス圧を低減。
それにより、ポンピングロスが減り、その結果ピストンの上下運動がスムーズに行えます。

一連の取付を終え、試運転。
結果的に、とても良い方向に改善されていると私は感じています。
MCBの効果・MSAによるトルク感向上・レデューサによる滑らかさの向上。
全てが良いバランスでマッチし、車全体に生じる振動は低減しています。
お客様からのご感想が楽しみな結果です!
Written by Hashimoto

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