クリオ3の性格を刺激側にシフト
クリオ3RSの吸気システムを変更する事で、驚く程に性格が変ります。
純正の吸気システムの設計に無駄がなく、効率が良いというのが特徴的なクリオ3です。
エンジンの負荷状態に応じて、吸入経路を切り替えるという贅沢な機構が備わります。
これでも使用上の不満は無いのですよ。
言えるのは、BMC OTA に吸気システムを変更する事で高刺激型エンジンに切り替える事が可能に。
その為には、バッテリサイズを小型化し、バッテリケースは無しにするという少し大掛かりな変更が必要になります。
45°のアルミパイプと、Uの字型のホースを使ってOTA トランペットボックスをエンジンルームの限られた隙間にセットします。
ルーテシア3RSへのOTA取付にあたっては仕上げ方に、2種類の選択肢があります。
一つ目は、画像のようにボックスのフレッシュエアー吸入口に直接ファンネルを取付る手法。もう一つは、純正のフレッシュエアダクトとOTAを繋げる手法。
基本的には、コチラの仕上げ方で納めさせて頂いています。
ファンネル直ですと、吸入空気量が増大し、アクセル開度がほぼ全開という乗り方であれば良いかも知れませんが、中速域で過呼吸気味になる気がしています。
バッテリサイズを小型化し、バッテリ付近のリレーボックスを簡単なステー等を使って固定すれば完成です。OTAに変更する事で、クリオ3RSのVVTコントロール(可変バルブタイミング機構)の作動がどの様な物なのかを理解する事も可能です。
パワーバンドの突入タイミングが分かり易いとでも言いましょうか。
とにかく豪快でパワフルな印象を感じ取れるはずです。
ノーマルの良さは十分に分かっている、ここからはより一層の刺激を求めて楽しみたいんだ!!と言う方にお勧めの作業とパーツです。
なお、ルーテシア3RS用 BMC OTAキットは、パーツ単品での販売を行っておらず、メンテナンスをお任せ頂くお客様への作業として取り扱っております。
Written by Hashimoto