これでは出力出ないよね~。。


「エンジンパワーが出ない」というトラブルで原因調査を進めている プジョー308 です。

軽いアクセル開度ならば、スイーッと走るし、ターボ感も感じる。アクセル開度が増せば増す程になんだか遅い?という印象を感じました。
ターボに関する制御~一般的な電子制御~バルブタイミングといった基本的な所を含めて点検を進めるものの、これといった有力な手がかりゼロ。。

結構悩みましたが、過去の経緯を振り返るとヒントがありました。
そもそもオイル消費の激しいエンジンでした。
その症状を、車上でのステムシール交換で治しています。
オイル消費が激しい=オイルを燃焼室で燃やしている=煤が排出される=触媒が詰まる。
この流れに疑いをかけ、触媒を取り外しました。

触媒上流側の内部がどんな状態なのか、気になりますので切断してみる事に。

狙いと読みは的中。
触媒の入り口に2/3を占める割合で、煤が蓄積していました。

触媒は、とても細かな格子状となっており、ひとたび煤の蓄積が始まると悪循環の始まりとなる様です。

オイル消費は足せばよい・足して凌げばOKと考えているのはNGですね。
燃えたオイルの行先をよく考えるべきでした。


新品の触媒は国内在庫なし!低走行な良品中古を入手し、交換する事にします。

交換後は、しっかりと走り、パワーを感じるエンジンに戻りました。
原因不明の謎がひとつ解決できて一安心です。
夏季休暇目前!気合いを入れて孟ラッシュです!
Written by Hashimoto

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