ペラッペラに減り切ったクラッチディスク出ましたよ~
メガーヌ2RSのクラッチディスクが見事にペラペラになって出てきました。
走っていて滑るという感覚は無かったのですが、フルパワーを与えてたら滑りを感じたかもしれません。
消耗量を測定するとさらに驚きの結果が出ました。
これまで使用していたクラッチディスクの厚み 6.03mm
2.8mmも減っていました。これまで見た中での減り量は1番かもしれません。
これだけ減ると、繋ぎ合わせるリベットは露出してきますので、クラッチカバーやフライホイールを引っ掻いてしまいます。
メガーヌ2RSは新品のディスク厚が他の車種よりも分厚く感じます。
フライホイールは簡素構造のデュアルマスです。
ダンパと言うよりは可動域のみを持つ構造で、最近主流となる構造とは異なります。
今回はノーマル品をリユースする運びとなりました。
トルク締め+角度締め管理を行い、フライホイールの取付を終えました。
ここまでの作業を、当社のウェブ管理会社の方が見届けながら「面白い作業ですね~!」と言い残してオフィスに戻りました。
ディスクの厚みを測定する際には、アシストをして下さり撮影をスムーズに行う事が出来ました。
デュアルマスフライホイールのクラッチ組み付けには、普段使用しないツールを用います。
メガーヌの場合はカバーにアジャストスプリングが備わる為、ご覧の様な形で組み付けを行い、スプリング調整もこの時に完了します。
この形状のクラッチカバーは、ベンチでフライホイールにディスクとカバーを組み立てて、そのまま車両に組み付ける事が出来ます。
クラッチディスクのセンターをキッチリと出して組み付けが出来ると言う安心感は、作業を行う上で大きいです。
とは言っても重量がとても重たくなるので、今回はいつも通りの組み付けを進めました。
この後は、サスペンション関連も手直しと行いながら作業を進めます。
Written by Hashimoto