3台続けてADAS(先進運転支援システム)調整作業
プジョー5008とルノーtwingoⅢは共に法廷点検と併せて4輪アライメント調整のご依頼を頂いております。両車はADAS(先進運転支援システム)が装備された車両の為、リヤのスラストアングルの変更により車両中心線が変化したため、先進運転支援システムのカメラやレレーダーの調整を行います。
プジョー5008のカメラの調整はスタティック(静的)での調整と実走行を行いながらのダイナミック(動的)での2方法を行います。
5008はカメラの調整作業が終わり、バンパーセンター下側装着のレーダーの調整も行います。ダイナミック(動的)での調整となりますが、直線道路での一定速度での走行が必要になる為、日が暮れて道路が空いたころに行います。
2台目のtwingoの作業を開始します。このtwingoⅢについては、車高調整式サスペションにて35mmほど車高が低く、規定のカメラ位置を35mm低く設定します。
車高変化の有る車両はこの設定が肝となる所です。
twingoはスタティック(静的)での調整のみ可能です。
本日3台目の車両は弊者社用車ディーゼルエンジンのマツダ DEMIOです。フロント廻りをアクシデントにて鈑金修理を施し、フロント外装廻りの分解を行った為、バンパー内のレーダーの調整を行います。不慣れな国産車ですが、MAHLEの診断機の指示に従い機材の設定を行いレーダー調整を行います。
DEMIOのレーダー調整には全長10m以上スペースが必要な為、他の作業を中断してのスペース確保が必要でした。
続いて日が暮れプジョー5008のレーダーの調整に出かけます。夜の直線の長いバイパスをカングーを前方向走らせターゲットにします。診断機の指示に合わせて追従運転を診断機の指示に従い走行します。条件が揃えば、20キロほど走行して作業が完了です。先行車との車間調整が難しく大変気を使う実走行作業です。