トーションビームマウント種類があるのですよね
サスペンションのリファインを進める中、気がかりだったのは「トーションビームのマウントの劣化」でした。
フィアット500シリーズ全般のリヤサスペンション構造、トーションビームの支点となるのはラバーマウント。
左右を連結する重量級の構造です。
ブッシュの耐久性は高く、本格的に不具合として発するのは未だ先であろうとは思いながらも「20万キロを越えているならばこのタイミングで交換をしておくべき」と、判断しました。
先ずはトーションビーム本体を取り外す所からスタートします。
コンパクトな車では王道の構造です。
出来れば一輪ずつ動いてくれると良いのですが、サイズ感とコストのバランスを考えるとFF車はこの造りになりますよね。
組み替えは、コツを掴めば大丈夫ですが、そうで無いと頭を悩ませます。
組付け次の角度はとても重要です。気にせずに抜き取ると、後で「え?あれ?」っとなります。
2種類のブッシュの稼働域を分かりやすく動画にしてみました。
いかがでしょうか。こうやって比較すると、別物です。
強化ブッシュとしての製品を用いるのでは無く、あくまで純正品を使用しているところがポイントです。
組み付けを行い、サスペンション廻りを仕上げてアライメント作業を行います。
Written by Hashimoto