MSA evo.+V-UP16+レデューサー
695esse esseの性能覚醒!
695エッセエッセのエンジン性能向上を狙いとし、以下の3点のパーツを装着しアップグレードを図ります。
■クワッドリードレデューサ
■V-UP16
■MSA evo.
エンジン負荷を低減し、軽やかなエンジンフィールを実現するレデューサの効果に、エンジン点火システムの強化を目的としたパーツ2点。
図太く・荒々しさを感じながらも、スイ~ッと軽く回っていく仕上がりを楽しめます。
V-UP16とMSAは点火コイルの既存配線に介入し、結線を行います。
アバルトのコイルハーネスは、細い樹脂レールに集約されている為、上手に結線を行わなければ結線後の収納に苦しむ事になります。
省スペースに仕上がる様に配慮しながら結線を進めます。
レデューサは、4サイクルエンジンのブローバイガス圧力低減を目的としていますから、既存のブローバイ処理装置を取り外し、その場所にレデューサを据え置きます。
ワンウェイバルブ構造によるガス処理は、ブローバイガスを一方通行で排出を続け、その結果クランクケース(オイルサンプ)内のガス圧低下を実現。
そうすることでエンジンピストン運動の妨げとなるガスの圧を弱負圧方向へと誘引し、ポンピングロスの低減につながる事からエンジンが軽く回るという仕組みです。
今回装着をさせて頂いたMSAは、最新版のMSAevo.となります。
MSA evo.は点火回数を増加する基本性能はそのままに、入力される点火信号を認識する制御を利用し、シリーズ5以降のアバルトに備わるエキゾーストバルブコントロールに介入します。
その結果、車速に問わずバルブ解放制御を放つ仕組みです。
純正制御では、スコーピオンモードの際にアイドリングではエキゾーストコントロールバルブはオープンになります。
ですが、時速5キロを越えると、開いたバルブは閉じ消音モードに。次にバルブが開くのは時速60キロを越えてからという制御を採用しています。
MSAevo.では、時速に比例せずエンジン回転数によりバルブコントロールを果たします。
アイドリングではバルブを閉じ、画像の回転数に到達すると解放状態になる様にセッティングしています。
エンジンルームに備わるソレノイドの配線に割り込み、システムの構築を行います。
オプションのスイッチを室内に装着する事で、任意で3つのモードに切り替えを可能としています。
詳細は MSA evo.の製品紹介をご覧ください。
Written by Hashimoto