プジョー208は車検と合わせてステージ1メンテナンス施工しました。
車車検でお預かりの208は日ごろのオイル交換やスタッドレスタイヤへの交換などは行っていたお車ではありますが、未だステージ1メンテナンスが施工されておらず、今回車検でお預かりさせて頂くのにあわせて今回施工させていただく事となりました。
こちらの208はバッテリーが完全にケースに覆われておりバッテリーテストでバッテリーの診断を行うのにも手間がかかる作りとなっています。
ケースを外すとバッテリーターミナル周辺が見えてきます。
プラス側はクイックリリースタイプのターミナル。マイナス側には電流制御用のセンサー付きのターミナルが取り付けられています。
まずはプラスターミナルの交換から、バッテリーの取り外しを容易に行う為にクイックリリースタイプとなっていると思われますが、電気の流れを考えた際にバッテリポストに対しての咥え込みの弱さからくる電圧ロスが発生する原因となります。
最近の車ではバッテリー上がりを起こしただけであらゆるエラーが入るなど、ユーザー自身でバッテリー交換する事すらオススメ出来ませんので潔く取り外し交換していきます。
+ターミナルにはオルタネーターB+端子からのダイレクトケーブルも制作し引き込みます。
マイナスターミナルは電流制御用のセンサーが付いておりターミナル交換するわけにはいきません。
また配線と一体となった作りになっている為センサーのみを取り外すことも出来ませんので、センサーの手前部分にボルトを追加し、そこに追加のアースケーブルを接続出来るように加工しました。
バッテリーカバーを取り付けてもバッテリーテストが行いやすいようにテスト用の端子も取り付け、今後のバッテリー管理も容易に行えるようにして組付けしておきました。
バッテリー周りの組付けを終え、施工後の電気負荷時の電圧降下の減少も確認出来切ればステージ1メンテナンスの施工完了です。
今回は車検でお預かりでしたのでその他にも車検整備としての各油脂類の交換や、冷却水の漏れの発生の原因となる恐れのあるLLCタンクの予防交換。
これからやってくる猛暑の夏に向けてエアコンメンテナンス&エアコンフィルターの交換も行いました。
車検に向けて灯火類や保安も点検し問題ない事も確認し無事に車検整備が完了しました。