プジョー5008(T87)冷間時エンジン異音

別作業でのお預かりの5008は、冷間始動時のエンジンからのガラガラ音が気になります。EP6のエンジンはタイミングチェーン廻りの不具合が多く。心配の為、エンジン上部を一部分解、確認させて頂きバルブタイミング調整とチェーンの手当てを行います。

インタークーラーのインアウトのパイプとタペットカバーを外すとシリンダーヘッド内が望めます。オイル交換サイクルが永かった様でエンジン内のオイル汚れが気になります。オイル管理の良く無い車両は、タイミングチェーンの状況が心配です。


1・2番シリンダーが同位置にてフライホイールに治具をあてクランクが固定します。インテーク・エキゾースト共にバルブタイミングのズレが有り、調整を行います。

タイミングチェーンの状況を確認する為、テンショナーを外し治具を使用してチェーンの状況を確認。規定値と見比べます。

イグニッション廻りも点検すべてを組付け、エンジン始動。冷間時より静かなエンジン音で動き始めました。熱量の高い過給機付きEP6エンジンは、良質なオイルにて定期的なオイル交換が大切です。

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