ASNUインジェクタ サービスを含めた整備メニュー
12カ月点検作業でお預かり中の106S16に今回施させて頂く内容は、ステージ3メンテナンスとクラッチメカニズムのリファインです。
走行距離は20万キロを越え、当社でのメンテナンス施工を記すコンストラクションラベルは8枚目を重ねました。
こちらの106は、当社でのメンテナンス履歴が22年前(新車時)から残されており、現オーナーはその履歴の中では3人目のお客様となります。
20万キロをものともせず、快調を維持しながら1台の車に乗り続ける事が出来る様、様々なメンテナンスのご提案をさせて頂いています。
今回施工させて頂くステージ3メンテナンスは、リピーターとしてのご依頼を頂く事が多い内容。
内燃機関の燃焼室・動弁系統・ピストンリングなどにこびり付くスラッジ汚れを効果的に除去しながら、より良い状態での4サイクル稼働を目的としています。
ステージ3メンテナンスの詳細は当サイト内の「整備メニュー」の中で紹介をしています。
全車種に含まれる作業に「カーボンクリーニング」の作業があります。
車両の燃料ポンプを停止させ、専用の機械にクリーニング液を入れ、クリーニング液のみでエンジンを始動し続けます。
最近では施工の可能なケースが減ってきましたが、106は施工が可能。
インジェクタノズルのメンテナンスですね。
車両からノズルを取り外し、単体点検を進めて行きます。
噴霧パターンの確認・リーク(あと垂れ)テスト・噴霧量の計測・抵抗値測定・超音波洗浄・フィルタ及びシールリングの交換
これらを一連作業として組み込んでいます。
インジェクタノズルの燃料ライン側には、微細な遺物を取り除くための極細目フィルターが備わります。
この部分が交換可能なノズルが減少し、それ故にノズルサービスの展開に制限が掛かる様になりました。
ステージ3メンテナンスのスタートラインとして以上の内容を施工する事から始め、その後は油脂類の総交換やフィルタの交換、各部の点検を一式として承っています。
得られる効果・お客様からのフィードバックとしては、率直な意見を頂く事が多い事も特徴のひとつ。
エンジンがすごく滑らかで綺麗に回るようになった。や、出力切り替えモードを備える車の場合はノーマルモードであってもスポーツモードに近くパワー感を感じられる。などと言った具合に、リフレッシュの効果が走りに直結する事が多いです。
永年続けているメンテナンス内容ですが、その理由には「確かな効果の裏付けがあるから」ですね。
トータルメンテナンスの一環として、ステージ2・ステージ3 メンテナンスを整備メニューに組み込ませて頂く事で、完成度・満足度の向上に繋がります。
Written by Hashimoto