工場通信

106ラリー16Vはエンジンメカニカルトラブルの修理


エンジンの状態が絶不調の106が入庫しています。
本格的な着手が出来るまでに随分と時間がかかりました。

何カ月も前にある程度のダメージ診断を行い、状況把握と修理プランをご提案。
エンジンの修理もしくは換装の方向でご案内をさせて頂きました。

圧縮状態の確認を行うべく、イグニッションコイルを取り外すと「んん？？」という何とも言えぬ溶解物が。
これ、イグニッションコイルが解けた物です。。
つまり相当な温度域まで上昇した可能性が高いです。
事の発端はオーバーヒートと伺っています。

基本に忠実にコンプレッションロスのチェックから。
1番シリンダは正常。
ロス値は１２％ほど。

3番シリンダはアウト。ロス値が３０％。

4番シリンダは微妙。ロス値は１８％。隣のシリンダに圧縮ガスが抜けています。

2番シリンダは超アウト!ロス値が３５％。

3番計測中も4番に吹き抜けたり。
これは重大なトラブルですね。ヘッドガスケットがどうこうと言った問題ではなさそうです。


なにはともあれ、エンジン降ろしです。
今年に入ってからこれでエンジン関連作業は4台目になりました。
月イチのペースですね。
本格的な着手に3か月程お待ち頂きました。この他にもお待ち頂いているお預かり車両がまだまだ存在しています。
なんとか連休前に形にできればと猛烈に気張っています！
引き続き作業を進めます。
Written by Hashimoto

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